厚生労働省から、技能審査として認定を受けている葬祭ディレクター技能審査。この審査に合格すると葬祭ディレクターとして認定されますが、資格には1級と2級が存在します。葬祭ディレクター1級・2級にはどのような違いがあるのか、情報を見ていきましょう。
セレモニアは昭和24年から続く、川崎市に多数の式場「平安会館」を持つ地域密着型の葬儀社です。長年の実績と信頼から、葬祭ディレクター資格の技能審査としても携わっています。
葬祭ディレクター1級を取得するには、葬祭実務経験5年以上、もしくは2級に合格したあと2年以上の実務経験を有する必要があります。
葬祭ディレクター1級は、葬儀にまつわるすべてのサービスを執り行える資格。個人葬はもちろん、大がかりな社葬に至るまで、滞りなく行える知識・技術を持ち合わせていることを示します。葬祭全体をプロデュースする能力が必要であるとされ、ご遺族をはじめ参列者への対応能力、司会や進行といった運営能力についても重視されます。
葬祭ディレクター2級を受験するには、葬祭実務を2年以上経験していなくてはなりません。
葬祭ディレクター2級は、個人葬にまつわるサービスを行える資格です。1級は社葬まで執り行えますが、2級は個人葬のみとなります。担当する葬儀は比較的小規模であり、業務の範囲も限られますが、1級と同様にご遺族への対応・葬儀の進行管理を行えるだけの知識・技術が必要となります。
葬祭ディレクターの資格試験は、厚生労働省が認定する「葬祭ディレクター技能審査」となり、1級・2級のどちらも学科試験と実技試験を受けることになります。もちろん、1級と2級では合格基準や難易度が異なります。
1級の試験で問われるのは、相談・会場設営・式の運営といった、葬儀にまつわるすべての知識と技能。一般的な葬儀の知識だけでなく、伝統的な装飾技法・接遇・司会進行といった詳細な知識とスキルを審査されます。
2級は、個人層に関する基本的な知識を問われます。個人葬の相談・会場設営・式の運営といった葬祭サービスにまつわる、一般的な知識と技術を確認される試験となります。
1級・2級ともに、学科試験と実技試験を受けることになります。学科試験は葬儀にまつわる学科試験は、葬祭ディレクターが担う業務の知識をはじめ、社会的環境・公衆衛生・遺族の心理・行政手続き・宗教などの関連知識についても出題。葬儀に関する知識を正しく理解できているかを判定されます。
実技試験は、「幕張」「接遇」「司会」に分かれています。幕張(まくはり)とは、葬儀式場を設営するための基本能力を審査するもの。設営の基礎技術となる、幕張装飾技法の習熟度を判定されます。
接遇は、ご遺族や関係者に対する基本的な応接能力を評価するもの。状況に合わせて適切な応接ができるか、挨拶・言葉使い・立ち居振る舞いといった基本的なマナーについても審査されます。
司会は、葬儀の式典を進行するスキルを評価するもの。葬儀の内容を理解しているか、適切な言葉使いで式を進行できるか、ご遺族や関係者への配慮はできるか、といった能力が問われます。
葬祭ディレクターの資格は、1級・2級ともに実務経験が必要となります。葬祭ディレクター技能審査協会が認定した教育機関で所定のカリキュラムを修了すれば、2級の受験資格を得ることはできますが、葬儀社で仕事をしながら資格取得を目指すケースも少なくありません。
仕事をしながら葬祭ディレクターを目指すのであれば、資格取得のサポートを行っている葬儀社を選ぶべき。どのようなサポートを受けられるのか、葬祭ディレクターの資格者はどれくらい在籍しているのかなどの情報をチェックしておきましょう。
セレモニアは昭和24年から続く、川崎市に多数の式場「平安会館」を持つ地域密着型の葬儀社です。
長年の経験を生かし、葬儀をトータルで担当できる人材の育成や葬祭ディレクターなどの資格取得のサポートに力を入れています。
社員一人ひとりの想いに応える、風通しの良い社風が魅力です。