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葬祭ディレクターの資格取得方法

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目次

葬祭ディレクターになるには、厚生労働省で認定された技能審査を受ける必要があります。ここでは、葬祭ディレクターにおける資格取得の条件や方法について解説していますので、目を通しておきましょう。

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引用元:セレモニアグループ採用サイト
(https://ceremonia.co.jp/recruit/)
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セレモニアは昭和24年から続く、川崎市に多数の式場「平安会館」を持つ地域密着型の葬儀社です。長年の実績と信頼から、葬祭ディレクター資格の技能審査としても携わっています。

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葬祭ディレクター1級・2級の資格取得方法

葬祭ディレクターの資格を取得するには、厚生労働省が定める「葬祭ディレクター技能審査」にて合格基準を満たす必要があります。この技能審査は葬祭ディレクター技能審査協会が実施しており、審査の区分には1級と2級が設けられています。

等級区分と受験資格

  • 1級:葬祭実務経験5年以上を有する者、または2級合格後2年以上の葬祭実務経験を持つ者に受験資格が与えられます。
  • 2級:葬祭実務経験2年以上を有する者に、受験資格が与えられます。

1級・2級ともに、事業主などに葬祭実務経験の証明書を発行してもらう必要があります。証明を得られない場合は、在職証明書類(社会保険証明書等)を葬祭業務実務 経験年数証明書に添付して提出します。

技能審査の目的と範囲

技能審査の対象は、1級が個人葬から社葬まで、2級が個人葬のみとなります。どちらも、葬儀における相談・会場設営・運営等のサービスの知識・技能を問われますが、1級のほうが2級よりも詳細な内容となります。

  • 学科:葬儀にまつわる知識を評価するための試験です。葬祭ディレクターの仕事内容、葬儀関連の歴史・社会動向・法律・公衆衛生・宗教、一般常識やサービスマインドについて理解しているかを判定。コンピュータを使用したCBT方式で行われます。
  • 幕張(まくはり):葬儀式場を設営するための基礎能力を評価する試験です。葬儀における室内装飾の基礎技術を幕張と呼び、その技術の習熟度を判定するものです。
  • 接遇:ご遺族に対する応接能力を評価するための試験です。ご遺族や関係者に対して適切な応接ができるか、基本的なマナー・言葉使い・姿勢なども併せて判定されます。
  • 司会:葬儀や告別式の内容を理解し、ご遺族や参列者に配慮しつつ適切な司会進行ができるか、その能力を判定します。日本語読解力・文章表現力などの基本も問われます。

試験の所要時間と採点基準

葬祭ディレクター1級

  • 学科試験(CBT方式):正誤判定問題50問+多肢選択問題50問=合計100問、回答時間50分
  • 実技試験:幕張(制限時間7分)、接遇(制限時間2分)、司会(制限時間6分)
  • 採点基準:学科試験:200点満点(1問につき2点)、実技試験:200点満点(幕張60点、接遇70点、司会70点)

葬祭ディレクター2級

  • 学科試験(CBT方式):正誤判定問題25問+多肢選択問題25問=合計50問、回答時間30分
  • 実技試験:幕張(制限時間7分)、接遇(制限時間2分)、司会(制限時間4分)
  • 採点基準:学科試験:200点満点(1問につき4点)、実技試験:200点満点(幕張60点、接遇70点、司会70点)

葬祭ディレクターの合格基準と合格率

葬祭ディレクター技能審査の合格基準は、1級・2級ともに学科試験70%以上、実技試験は幕張・接遇・司会の合計点数で70%以上の得点であることが必要です。ただし実技試験に関しては、幕張・接遇・司会のいずれも30%以上の得点でなければなりません。

合格率については、2023年度で1級が67.6%、2級が75.5%となっています。

参照元:日本資格取得支援(https://jqos.jp/minkan/sosaidirector

葬祭ディレクターの受験費用と試験会場

受験手数料

  • 1級:60,000円(学科:15,000円、実技:45,000円)
  • 2級:45,000円(学科:15,000円、実技:30,000円)
参照元:厚生労働省認定葬祭ディレクター技能審査(https://www.sousai-director.jp/

試験会場

学科試験は、全国200ヶ所に設けられたテストセンターで行われます。会場・受験日・時間については、設定期間中であれば自由に選択可能です。実技試験については、札幌・仙台・大宮・東京・横浜・名古屋・京都・福岡の8ヶ所で一斉に実施されます。

参照元:厚生労働省認定葬祭ディレクター技能審査(https://www.sousai-director.jp/

葬祭ディレクターの勉強の仕方

葬祭ディレクターの勉強法のひとつとして、葬祭ディレクター技能審査協会が認定した専門学校に通うという方法があります。所定のカリキュラムを修了すれば、葬祭ディレクター2級の技能審査を受験する際、実務経験2年を算入することが可能です。

葬儀社へ就職し、働きながら実務経験を積んで葬祭ディレクターを目指すという方法もあります。この場合は基本的に独学となるため、働きながらでも資格取得を目指せるような、サポート体制の整った葬儀社へ就職することをおすすめします。

新卒から葬祭ディレクターへ!先輩たちの取り組みとは

セレモニア葬祭ディレクター
新卒3年目
大久保さん
「葬祭ディレクター2級は葬儀概論が重要です」

葬祭ディレクターの資格取得には、葬儀概論っていう葬儀に関する知識が書いてある分厚いテキストがあるんですけど、葬儀の歴史とか宗派ごとの知識などが細かく書いてあるんです。学科試験についてはそこから出題されるような感じなので、過去問などを解きながら、間違ったところはその概論を見て調べて…といった形で勉強してました。

実技試験については幕張・接遇・司会がありますけど、これはやったら慣れるものだと思います。ただ、学科に関しては得手不得手がすごく出るので、そこをどう対応するかにかかっているような気がします。

資格を取って良かったなと思うのは、名刺に肩書きが乗るところでしょうか。お客様に名刺をお渡ししたときに、「こんな資格があるんだね」とおっしゃってくれることもあり、そこから会話が弾むこともあります。また、資格があることで「この人はちゃんと勉強してるんだ」という証明にもなるので、お客様に安心していただけるっていうのも大きいなって思いました。

セレモニア葬祭ディレクター
新卒8年目
片山さん
「葬祭ディレクター1級は普段の仕事では
意識しない部分も問われます」

葬祭ディレクター1級の資格は、入社してから5年目に取得しました。会社でも勉強会というのをやっておりまして、試験の半年ぐらい前から始まるんです。それに合わせて、勉強を始めたという形ですね。勉強会については、月に1~2回開催されています。

人によるかもですが、学科試験に関しては仕事の中で得た知識で十分に分かるものだと思います。ただ、2級に比べると問題量と難易度が上がってくるので、2級のときよりも学科の勉強には取り組みました。2級の学科試験は過去問から出るというのが分かっていたので、ひたすら問題を解いていれば分かるかな…と思っていたんですよね。でも1級に関しては、強いて言うなら法律問題が難しかった印象です。普段お仕事の中ではそこまで意識していない部分なので、そこを学ぶのがちょっと大変でしたね。

葬祭ディレクター1級の資格を取得して良かったことは、社葬の流れを把握できたことです。実技審査に司会という項目があるんですけども、1級の司会の項目が社葬なんです。なかなか日々の業務で社葬を経験することはないので、その試験を受けることで社葬の司会の流れを把握できたのは大きかったです。

実際に社葬を担当してみて、その知識があるのとないのとでは、打ち合わせの対応も違ってきます。知識があることで慌てず対応できるようになるので、勉強しておいて良かったなと思いました。

オモイノシゴト編集チームより
葬祭ディレクター取得に協力的な葬儀社選びが大切

厚生労働省が認定する資格である葬祭ディレクターは、受検をすれば誰もが認定を受けられるものではありません。葬儀の提案・段取り・会場設営・司会進行などを総合的に行える知識と技術を身に付けるための学習が必須だと言えます。
ただ、テキストを使用した自己学習も大切ですが、業務の中で実体験として学ぶことも重要です。また、業務時間を使用した上で勉強会を開催するなど、資格取得に協力的な葬儀社を選ぶことで、より多くの時間を勉強に費やせるようになります。もちろん、質問をしやすいという環境であることも見逃せないポイントです。
「手に職」のためにも資格取得を目指す場合、企業がどのようなサポートをしてくれるのかは、確認をしておいたほうがいいでしょう。

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引用元:セレモニアグループ採用サイト
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セレモニアは昭和24年から続く、川崎市に多数の式場「平安会館」を持つ地域密着型の葬儀社です。
長年の経験を生かし、葬儀をトータルで担当できる人材の育成や葬祭ディレクターなどの資格取得のサポートに力を入れています。
社員一人ひとりの想いに応える、風通しの良い社風が魅力です。

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